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人工透析とは?
腎臓が担う機能を代替して生命を維持
腎臓は体内の老廃物を尿として排泄するための重要な臓器で、機能不全となると老廃物が体内に溜まり、命に関わる合併症が発生する危険性があります。
人工透析とは、腎臓が機能不全となってしまった場合に行われる治療で、腎臓が担う機能を代替し、生命を維持することが可能となります。
人工透析の方法
人工透析には大きく、血液透析(HD)と腹膜透析(CAPD)という2種類の方法があります。
血液透析(HD)
血液透析(HD)は、人工的に作られた透析液を体内に入れ、腎臓の替わりに老廃物の除去を行う方法です。
一度に大量の老廃物を除去できるため、週3回程度通院し、数時間かけて治療を行います。
通院が必要なため、患者様の負担は大きいですが、技術の進歩により、治療がスムーズになっています。
奥田クリニックでは、主に血液透析を行っています。
腹膜透析(CAPD)
腹膜透析(CAPD)は、腹腔内に特殊な液体を注入し、腹膜を通して老廃物を体外に排出する方法です。透析液は体内に常に存在しており、1日4回程度、自宅で透析液を交換して治療を行います。
自宅で治療を行うため、生活スタイルに合わせて治療ができるというメリットがあります。
人工透析が必要になるケースは?
腎機能が著しく低下した場合
人工透析が必要になるのは、通常、腎臓の機能が10〜15%以下に低下し、尿を排泄することが困難になった場合です。
腎臓病の進行が原因で腎臓の機能が低下する場合や、先天性の腎臓疾患によって腎臓の機能が不十分な場合にも、人工透析が必要になることがあります。
腎不全が進行してくると、尿毒症状が現れ、体内に溜まった老廃物が身体に負担をかけることになります。
また、高血圧や貧血、骨粗鬆症、浮腫などの合併症も生じるため、人工透析が必要になることがあります。